突然の出来事に気持ちが追いつかないまま
お通夜、葬儀と着々と進み、
初七日を終えたとき僧侶さまに呼ばれた。
その僧侶さまは面識のない私の息子のために涙しながら枕経を唱えてくださった。
僧侶さまは私に
「息子さんのためにも生きて。決して変なこと(命を絶つようなこと)を考えたりはしないでください」と告げてお帰りになりました。
まさかそんな、そんな気を起こすなんてとその時は思っていました。
でも、日が経つにつれ、僧侶さまのおっしゃった意味を実感してきた。
生きがいをなくした、
未来をなくした、
あの子がいないこの世で生きていく辛さ、
その辛さがどんどん大きくなって、
この辛さに耐えて生きていくのか
あと何年耐えればいいのか
そんな強さ私にはない
神様は超えられない試練は与えないというけど
私、そんなに強くないよ
僧侶さまがわざわざ私に告げた意味が日に日にわかっていく…